こんにちは。リゾートアイランド、運営者の「Kimyan」です。
ハワイのオアフ島で自由気ままな旅をしてみたいと考えたとき、キャンピングカーでの移動や車中泊はとても魅力的な選択肢ですよね。ホテル代を節約できる格安レンタル車両や、SNS映えするおしゃれなバンライフ仕様の車を探している方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に計画を進めようとすると、費用の相場や保険の仕組み、国際免許の必要性など、分からないことが次々と出てくるものです。特にオアフ島は、車中泊ができる場所やルールに関して非常に厳しい規制があり、知らずに利用すると警察に違反切符を切られてしまうリスクさえあります。
- オアフ島に適した車種選びとレンタル費用の相場
- 専門業者と個人間シェアサービスのメリット比較
- 絶対に知っておくべき車中泊の違法エリアと法的ルール
- 安全に宿泊できるキャンプ場と予約時の注意点
オアフ島でのキャンピングカーレンタルと旅の基本

ハワイ旅行の新しいスタイルとして注目されているキャンピングカーですが、アメリカ本土のような巨大なモーターホームでの移動とは少し事情が異なります。オアフ島は面積が限られており、ホノルル市内は交通渋滞も激しいため、現地の道路事情に合わせた賢い選択が求められます。まずは、車種の選び方やリアルな費用の目安、そしてレンタルする前に知っておくべき手続きの基本について、私の経験を交えながら詳しくお話しします。
バンライフ仕様の格安レンタル車両を選ぶコツ
オアフ島でキャンピングカーをレンタルする場合、私が一番おすすめするのは「バンコンバージョン(Camper Van)」や「ミニバン」タイプです。なぜなら、アメリカ映画に出てくるようなバス型の巨大なRV(Recreational Vehicle)は、オアフ島の狭い道路や駐車場には圧倒的に不向きだからです。
例えば、ワイキキ周辺のホテルの立体駐車場や、ショッピングモール(アラモアナセンターなど)の駐車場は、高さ制限が「6フィート2インチ(約1.9m)」程度に設定されている場所が多くあります。背の高い大型RVや、ハイルーフのバンでさえも入庫できないケースが多々あるのです。その点、ミニバンタイプであれば、普通の乗用車と同じ感覚でどこへでもアクセスでき、駐車スペース探しに時間を浪費することもありません。
また、ノースショアへ向かうカメハメハ・ハイウェイなどの一本道は、路肩が狭い場所も多く、大型車だと対向車とのすれ違いに神経を使います。運転に自信がない方や、ハワイでの運転が初めての方は、迷わず「普通免許で運転できるサイズ」のバンを選びましょう。最近は、外見は普通のミニバン(ダッジ・グランドキャラバンなど)でも、後部座席をフルフラットベッドに改造し、簡易キッチンまで備えた「ステルス・キャンパー」仕様の車も人気ですよ。
車種選びのポイント
費用を抑えたい場合は、ミニバンの後部座席を取り払ってベッドを積んだだけの「ミニバンコンバージョン」が格安です。居住性を重視するなら、少し天井が高い「ハイルーフ」のバンを選ぶと、車内での着替えが楽になりますよ。
専門業者や個人間シェアの料金相場と費用目安
レンタル料金は、シーズンや車種によって大きく変動しますが、大まかな目安を持っておくと予算が立てやすくなります。特に注意したいのは、表示価格以外にかかる「隠れたコスト」です。
| 車種タイプ | 1泊あたりの費用目安 | 特徴と注意点 |
|---|---|---|
| エコノミー(ミニバン改造) | $90 〜 $150 | 寝るだけのシンプルな機能。格安で旅費を抑えたい方向け。エアコンは走行中のみの場合が多い。 |
| スタンダード(バンライフ仕様) | $180 〜 $300 | キッチンや収納がおしゃれに作り込まれている。冷蔵庫やサブバッテリーを搭載している車両も。 |
| ラグジュアリー(ベンツ等) | $350 〜 $600 | 最新設備と快適な走行性能。ホテル並みの価格帯ですが、シャワーやトイレが付いていることも。 |
上記の基本料金に加え、以下のような追加費用が必ず発生します。これらを合計すると、1日あたりの総額は意外と高額になります。
- 強制保険料(Insurance): 1日あたり$30〜$50前後。これは必須です。
- 清掃料(Cleaning Fee): 1回のレンタルにつき$50〜$100程度。
- 州税(State Tax): ハワイ州の消費税(GET)とレンタカー税などを含めると約15%以上加算されます。
- ガソリン代: ハワイのガソリン価格は全米でもトップクラスに高いです(2026年時点で1ガロン$4.50〜$5.00程度)。※1ガロンは約3.79ℓ
「ホテル代が浮くから安い」と思われがちですが、キャンプ場の予約費用(1泊$30〜$50程度)やガソリン代を含めると、格安ホテルに泊まるのと変わらないか、むしろ高くなる場合もあります。コスト削減だけを目的にするのではなく、「自然の中で目覚める体験」や「自由な移動」に価値を感じるかどうかが、満足度を分けるポイントになります。
トイレ付き車種やおしゃれな内装を比較する
Instagramなどで見かける、ウッド調の内装やフェアリーライトで飾られたおしゃれなバンは、旅の気分を最高に盛り上げてくれますよね。これらは主に「Campervan Hawaii」などの専門業者や、「Outdoorsy」「RVshare」といった個人間カーシェアサービス(Airbnbの車版のようなもの)で見つけることができます。
車種選びで最も重要なのが、「トイレとシャワー」の有無です。オアフ島のレンタルバンの大半は、車内にトイレ・シャワーが付いていません。基本的にはビーチパークの公共トイレや、キャンプ場の設備を利用することになります。
ここで現実的なお話をすると、ハワイの公共トイレ(ビーチパークなど)は、夕方以降にゲートが閉まったり、防犯上の理由で夜間利用できなかったりする場所があります。また、衛生面でも「あまり使いたくない…」と感じる場所も正直あります。「夜中にトイレに行きたくなったらどうするの?」という不安がある方は、ポータブルトイレのオプションがあるか、あるいはトイレ完備の少し大きめの車両(クラスBなど)を選ぶことを強くおすすめします。特に女性やお子様連れの旅では、この点が快適さを左右する大きな要因になります。
古いワーゲンバスの注意点
レトロで可愛いフォルムが人気の古いワーゲンバス(ウェストファリアなど)は、写真映えは最高ですが、年式が古いためエアコンが効かなかったり、オーバーヒートなどの故障トラブルが起きたりするリスクも高めです。メカに詳しくない方は、比較的新しい年式の車両を選ぶのが無難です。
国際免許や保険などハワイでの手続きと注意点
ハワイ州では、入国から1年以内であれば日本の運転免許証だけで運転することが法律上認められています。しかし、私は「国際運転免許証(International Driving Permit)」の取得を強く推奨します。
なぜなら、万が一の事故や違反で警察官(HPD)に止められた際、日本の免許証だけでは現場の警察官が内容を読めず、無免許運転と疑われたり、確認のために長時間拘束されたりするトラブルに発展する可能性があるからです。国際免許証は、日本の免許証の「翻訳証明」としての役割を果たします。出発前に最寄りの警察署や免許センターで、数千円の手数料で即日発行してもらえますので、安心を買うつもりで必ず持参しましょう。
また、レンタルの年齢制限にも注意が必要です。多くのキャンピングカーレンタル会社では、運転者の年齢を「21歳以上」、場合によっては「25歳以上」と定めています。これは保険の適用条件に関わるため非常に厳格です。予約前に必ず「利用規約(Terms & Conditions)」で年齢制限を確認しておきましょう。
日本の免許証も必ず携帯!
国際免許証はあくまで「翻訳書類」であり、単体では効力がありません。ハワイで運転する際は、「日本の運転免許証」と「国際免許証」の2つをセットで携帯することが義務付けられています。
日本語対応サービスの有無と予約時の確認事項
残念ながら、オアフ島のキャンピングカーレンタルにおいて、完全に日本語だけで対応してくれる会社は非常に少ないのが現状です。地元の専門業者や個人オーナーとのやり取りは、基本的に英語になります。
「英語が苦手だから心配…」という方もいるかと思いますが、最近は翻訳アプリの精度も上がっていますし、メールでのやり取りなら時間をかけて確認できるので、そこまで恐れる必要はありません。予約時に必ず確認してほしいのは、以下の具体的な項目です。
- 走行距離制限(Mileage Limit): 1日あたりの走行距離に制限があるか確認しましょう。「1日100マイルまで」といった制限がある場合、オアフ島を一周(約120マイル程度)すると追加料金が発生する可能性があります。「Unlimited Mileage(無制限)」のプランが安心です。
- ピックアップ場所(Pick-up Location): 空港まで迎えに来てくれるのか、Uberなどで店舗まで行く必要があるのか。空港での受け渡しは法律で規制されている場合もあり、多くの業者は空港近くの拠点での受け渡しとなります。
- 返却時のルール(Return Policy): ガソリン満タン返しや、車内清掃の基準など。特に砂(Sand)が車内に残っていると、高額な清掃料を請求されることがあるので注意してください。
ルーフトップテント付き車両のメリットと活用
「バンの運転は不安だけど、キャンプはしたい」という方におすすめなのが、ジープ(Jeep Wrangler)やSUVの屋根に折りたたみ式のテントを搭載した「ルーフトップテント」スタイルです。
このスタイルの最大のメリットは、走行性能です。普段運転し慣れているSUVと同じ感覚で運転できますし、四輪駆動車なら少し荒れた道でも安心して入っていけます。また、ワイキキ市内の移動でも、高さ制限(テントを畳んだ状態での高さ)さえクリアできれば、通常の駐車スペースに停めることが可能です。
さらに、テントが高い位置にあるため風通しが抜群に良く、地熱の影響を受けにくいので、熱帯のハワイでも比較的涼しく眠ることができます。設営も慣れれば5分〜10分程度で完了します。ただし、ハシゴの上り下りが必要なので、小さなお子様連れや、夜中に頻繁にトイレに行く方には少し不便かもしれません。
オアフ島のキャンピングカーレンタルで知るべき規則

ここからがこの記事で最もお伝えしたい、そして絶対に守っていただきたい重要なパートです。ハワイの自然は美しいですが、それを守るために非常に厳しいルールが存在します。「キャンピングカーを借りれば、絶景のビーチの目の前でどこでも寝られる」と思っているなら、その考えは一度リセットしてください。知らずにルールを破ると、楽しい旅行が台無しになってしまいます。
車中泊場所の違法行為を避け許可証を取得する方法
まず結論から強くお伝えすると、オアフ島の公道、ビーチパークの駐車場、ショッピングセンターの駐車場などでの車中泊は、原則として全て「違法」です。
ハワイ州法およびホノルル市の条例により、指定されたキャンプ場以外で夜間に車両内に宿泊することは禁止されています。特に観光客が多いエリアやビーチパークでは、警察(HPD)による夜間の見回りが頻繁に行われており、車内で寝ているのが見つかると、ノックをされて起こされ、罰金(Citation)を科されたり、即座に移動を命じられたりします。
また、「ステルスキャンプ」と呼ばれる、普通の車を装って住宅街や路肩で寝る行為も絶対にやめましょう。ハワイの住民は路上駐車や騒音に敏感で、不審な車がいればすぐに警察に通報されます。トラブルを避けるためにも、「寝る場所は必ず事前に予約する」ことが鉄則です。
Walmartでの車中泊について
アメリカ本土ではWalmartの駐車場で車中泊が許可されている場合が多いですが、ハワイのWalmart(ホノルル店など)では基本的に「No Overnight Parking(夜間駐車禁止)」の看板があり、宿泊は認められていません。警備員によるチェックも厳格ですので、ネット上の古い情報を鵜呑みにしないよう注意してください。
(出典:City and County of Honolulu『Camping Rules』)
州立公園や民間キャンプ場の予約と車内就寝の可否
では、どこなら合法的に宿泊できるのでしょうか? ここで非常に重要なのが、「テント泊」と「車中泊」のルールの違いです。主な選択肢は以下の2つですが、注意点が異なります。
1. 州立公園・郡立公園(State/County Parks)
オアフ島には多くの美しい州立・郡立公園がありますが、そのほとんどは「テントを地面に設営して宿泊すること」を条件としており、駐車場に停めた「車両内での就寝」を禁止しています。
例えば、ホノルル市のキャンプ場ルールには「Camping in vehicles is not allowed(車両内でのキャンプは禁止)」と明記されている場所が大半です。たとえキャンピングカーを借りていても、これらの公園を利用する場合は、別にテントを持参して設営し、そこで寝なければならない可能性があります。予約サイト(State Parksの予約システムなど)のルール詳細を必ず読み、「Campervan allowed」や「Vehicle camping permitted」の記載があるかを確認してください。2026年からは新しい予約システムが導入されていますので、最新情報のチェックが必須です。
2. 民間キャンプ場(Private Campgrounds)
初心者の方や、確実に車中泊を楽しみたい方に圧倒的におすすめなのが、民間のキャンプ場です。オアフ島には、キャンピングカーの乗り入れを歓迎している民間施設がいくつかあります。公共の公園に比べて費用はかかりますが(1泊$30〜$50程度)、以下のようなメリットがあります。
- 車中泊(車内就寝)が公認されている。
- ゲートがあり、夜間のセキュリティがしっかりしている。
- 温水シャワーや清潔なトイレが完備されていることが多い。
- 予約が取りやすい(州立公園は解禁と同時に埋まることも多い)。
(出典:Hawaii Department of Land and Natural Resources『Oʻahu Camping』)
トラブルを防ぐための事故補償や任意保険の内容
慣れない海外での運転、しかも普段より大きな車となれば、擦ったりぶつけたりするリスクはどうしても高まります。レンタル時の保険は、数千円をケチらずに必ず「フルカバー(Full Coverage)」を選んでください。
特に確認すべきは、対人・対物賠償(Liability)だけでなく、借りている車両自体の修理費をカバーする保険(CDW/LDW:自車両損害補償制度)が含まれているかどうかです。安いプランだと、自損事故や当て逃げされた際の修理費が自己負担になるケースがあります。
また、悲しい現実ですが、ハワイでは観光客のレンタカーを狙った「車上荒らし(Break-in)」が頻発しています。窓ガラスを割られて荷物を盗まれるケースが後を絶ちません。窓ガラスの破損に対する補償が含まれているかも重要なチェックポイントです。そして何より、パソコンやカメラ、パスポートなどの貴重品は、車から離れる際は絶対に車内に残さないことが最大の防御策です。「数分だから大丈夫」という油断が命取りになります。
ノースショアなど島内の安全なキャンプスポット
最後に、キャンピングカーで訪れるのに最適で、かつ車中泊(または車両乗り入れ)に関して比較的寛容な、オアフ島の代表的なスポットをご紹介します。
- マラエカハナ・ビーチ・キャンプグラウンド(Malaekahana Beach Campground):
ノースショア方面(ライエ近く)にある民間のキャンプ場です。ここは「Vehicle Camping」のカテゴリーがあり、バンごとサイトに乗り入れて宿泊することが明確に許可されています。目の前が美しい海という最高のロケーションで、セキュリティゲートもあり、初めてのバンライフに最適です。(※隣接する州立公園のマラエカハナ・ステート・レクリエーション・エリアとは別運営ですので、予約時に間違えないよう注意してください。) - キャンプ・モクレイア(Camp Mokulēʻia):
ノースショアの西端にある施設で、ここも車両でのキャンプサイトを提供している場合があります。静かで美しいビーチがあり、冬には高確率でクジラを見ることもできます。 - ホーマルヒア植物園(Ho’omaluhia Botanical Garden):
カネオヘにある広大な植物園で、週末のみキャンプが可能です。緑に囲まれた静寂な夜を過ごせますが、ここは基本的にテント泊がメインとなるルールの場合が多いです。車両利用の可否については、最新の情報を予約時に電話などで直接確認することをおすすめします。
予約は早めに!
オアフ島のキャンプ場、特に週末の予約は争奪戦です。州立公園の予約システムは利用日の30日前から解禁されることが多いですが、人気の場所は数分で埋まってしまいます。旅行日程が決まったら、航空券と同じくらいの優先度でキャンプ場の確保に動きましょう。
オアフ島のキャンピングカーレンタル成功のまとめ
オアフ島でのキャンピングカーレンタルは、ワイキキのホテルに泊まるだけでは絶対に見られない、本当のハワイの景色や空気に出会える素晴らしい体験です。朝起きて、ドアを開けた瞬間に広がる青い海や、満天の星空の下で飲むコーヒーの味は、一生の思い出になることでしょう。
しかし、それは「どこでも自由に寝られる」こととイコールではありません。この素晴らしい体験を安全に楽しむために、最後に成功のポイントを振り返ります。
- 車種選び: 道の狭いオアフ島では、取り回しの良いバンタイプがベスト。トイレの有無も要チェック。
- 場所の確保: 路上駐車は違法。出発前に必ず合法的なキャンプ場(特に民間キャンプ場)を予約する。
- ルールの遵守: 「車内就寝禁止」の公園もあるので、各施設のルールを細かく確認し、必要な許可証を取得する。
しっかりとした準備とリサーチがあれば、トラブルを回避し、波の音を聞きながら目覚める最高の朝があなたを待っています。ルールを守って、安全で素敵なバンライフを楽しんでくださいね!
